今週の、ぼくの心に残った風景です

2003.2.23. トモエガモ

 トモエガモ。鳥に興味がない方にはただのカモだろうが、関東で見られるのはなかなか貴重だ。ぼくが見たのは5,6年前、それもわざわざ一番寒い時期に水戸の方まで見に行ったのだった。そのときはすごく遠くでしかも逆光で色もよく分からない状況だった。それでも初めてみるトモエガモにドキドキしたのを覚えている。それが、今年は調布市のとある川にオナガガモに混じってつがいでいるのだった。しかも、毎日たくさんの人からパンなどもらっているのですぐ近くで見ることが出来る。顔の模様が巴の字に似ているからトモエガモなのだそうだ。緑色の頭がとてもきれいだ(オス)。 一緒に行動しているオナガガモより一回り小さいので、どうしてもいじめられがちで、すこしかわいそうだった。そこがちょっとかわいい。
 北へいつ帰ってしまうかは分からないが、このぼくの好きなカモに近いうちにもう一度会いに行こうと思っている。

2003.2.16. 雨の観察会

 朝出掛けには降っていなかった雨が、集合場所に着く少し前から降り出した。「調布自然の会」の2月の観察会のあった日曜日のことである。ぼくはこの日の観察会係だったので、雨でも雪でもとにかく出かけなければならなかった。それでも、冷たい雨の降っている中、自分たち夫婦を入れて12名の人たちが集まった。みんなほとんどが昔から「調布自然の会」にいる人たち。さすがである。そしてありがたかった。
 冷たい雨の降る昭和記念公園にはほとんど人もいなくて、ぼくたちの貸し切りのような感じだった。そのおかげで、鳥たちも普段より警戒していないようで何となくのんびりしていたようだ。30種類もの鳥を見ることが出来、こんな雨で少人数の観察会も、たまにはよいものだと思った。帰りには立川中華街で、本場のすごく辛い麻婆豆腐を食べ、ぼく個人としては本当に楽しい1日だった。

2003.2.12. 門川さん

 人の出会いとはおもしろいものだ。この方もその大切な出会いの中の1人。5年前の冬至の頃、オーロラを見にアラスカへ行ったとき一緒のツアーで知り合いになった。そんな一番寒そうな頃、アラスカへ行くのだから変わった人には間違いないのだけど、職業も変わっている。なんと“笑顔”を売っているのだ。笑顔アメニティ研究所というのをつくってもう20年近くになるのだそうだ。はじめた当時は笑顔のコンサルタントなんてビジネスにならないと周囲の人からさんざん言われたらしいが“今に、水を買うように笑顔も買う時代が来る”と信じて笑顔のコンサルタントを続けてきたそうだ。今では、デパート、スーパーなどの研修、講演会、その他ここでは書ききれないほどの仕事をこなしているスーパーマンのような人だ。4年前にはロサンゼルスタイムスタイムスの表紙になったりもしている。そう、世界でただ1人の笑顔コンサルタントである。写真で使っているのは“割り箸”。笑顔の研修でなくてはならない道具の1つである。“この割り箸で有名になったようなものだから・・・”と門川さんは割り箸をとても大切にしている。
 この日は、門川さんからメディア用の写真の撮影を頼まれ半日ご一緒させていただいた。
緊張したという割にはいつもカメラに向かって素晴らしい笑顔をしていただくので、写真を撮っていても楽しかった。門川さんの事務所は浅草の雷門のすぐそばにあり、窓からは浅草寺が見える。お昼は浅草で有名な尾張屋さんで天ぷらそばをごちそうになった。どんぶりからはみ出るほどの海老の天ぷらが2本入っていて、食いしん坊なぼくはもちろんニコニコしながら食べていたと思う。門川さんごちそうさまでした。
 ぼくも門川さんを見習って、信じた道を進んでいこうと思う。
 なお“笑顔アメニティ研究所”のH.Pは 
http://www.egao.co.jp です。
ぼくのH.Pのリンクからも行くことが出来ます。ぜひご覧ください。

2003.2.9. エアコン

 12年ほど使っていたエアコンが昨年末に故障した。その後、電気のファンヒーターでなんとか寒い冬をしのいでいたのだが、これから来る花粉の季節、夏に向けて新しいエアコンを購入した。新しい製品は10年前のものに比べて電気代が半分しかかからないし、エネルギー効率も上がっているので灯油など他の暖房器具にもひけをとらないらしい。電機メーカー・M電機に勤めている人の受け売りだけど・・・ (確かに実際に何日か使用してみて、今までのものとは比べものにならないくらい暖かい。2.15.時点での感想) 買ったのは最近急成長を遂げているY電機。Y電機では今、50人に1人レシートにあたりが出たら、その場でレシートの金額(最高額3万円だが)をキャッシュバックしてくれるサービスをしている。妻とぼくは当たるように、神様にお願いした。そしてなんと願いは届き、ぼくたちは50人に1人に選ばれたのだった。そう、キャッシュバックサービスに当選したのだ。
しかしそれはエアコン売り場ではなく、2月中が期限の割引券を使うために、その後立ち寄ったパソコンの売り場だったのだ!それも買ったのはCD-Rを入れるファイルのみ。割引券を使ったのでその額たった400円。おめでとうございます!、と言う店員さん。店内には“ただいま、パソコン売り場で大当たりが出ました”の放送が流れていた。“大当たり”か?ほんとうになんで、エアコンを買った時に当たらないのだろう・・・? 当たったことはうれしいのだけど複雑な気分になった。
 お願いを聞いてくれた神様へ。ちょっとタイミングが悪いのではないでしょうか・・・?

2003.2.10. グリコのおまけ

 いま、昔風のおまけがついているグリコキャラメルが売られている。おまけには、鉄人28号のものや、なつかしい乗りもの、昔の家電のようなものなどが入っている。おまけというよりこちらがメインで、キャラメルがおまけのようなものだ。おまけのターゲットは、ぼくたちか、それよりちょっと上の年齢の人たちで、価格も決して子供が買うようなものにはなっていない。グリコの戦略に乗せられてしまっているのは分かっていても、おまけの種類を見るとつい買いたくなるのである。ぼくたち夫婦もお店で一人1個ずつ買ってしまった。これがそのうちの1つ。鉄人28号に出てくる「バッカス」というロボットが空中で飛行機に攻撃しているシーンなのだが、とても良く再現されている。大流行した“チョコエッグ”の模型を作った海洋堂が製作しているだけのことはある。
 どうしても鉄人28号のものがほしい・・・まるで小学生の頃のようである。

2003.2.7. マンサク

mansaku  早春の林で最初に咲くから「まず咲く」からマンサク、花が枝いっぱいに咲くので「豊年満作」からマンサクという説などがある。まあ由来はどちらでもいいとして、冬の色をしている林で黄色の花を咲かせているマンサクはとてもうれしい存在だ。このリボン状の花弁もなかなか個性的でぼくは好きだ。我が家が庭付きの一戸建てだったら、春の到来を告げる木としてぜひ植えたい。
 立春を過ぎたこの日は、暦の通りあたたかくシジュウカラがうれしそうにさえずっていた。

2003.2.2. 茂林寺

 群馬県に茂林寺というお寺がある。ここはあの昔話の分福茶釜に出てくるお寺とされており、たぬきが化けたと言われている茶釜があるそうだ。ぼくはこの目で見たわけではないが・・・境内には金属や石、焼き物で出来ているたぬきが数多く置いてある。お寺の近所のおみやげもの屋もたぬきの置物などたぬきに関する物を多く取り扱っている。ただ10軒ほどあるおみやげ物屋のうち開いているお店は3軒ほどで、残りのお店は休んでいるのか閉店してしまったのか分からず、シーズンオフとはいえ日曜日の観光地としてはもの悲しい雰囲気だった。お寺自体は、たぬき以外にも、歴史のありそうな本殿や大きなカヤの木、立派なしだれ桜などあり、なかなか良いお寺だと思った。
 春になったら、あの形の良いしだれ桜を見に行こうと思う。その時はもっと活気のあるおみやげ物屋であってほしい・・・

2003.1.26. Muse カフェ=コンセール(室内楽リサイタル)

 須川展也さんのサクスフォン・リサイタルを聴きに所沢のミューズ/マーキーホールに行った。須川さんって誰?と思う方、昨年のN.H.K朝の連続テレビ小説「さくら」の主題曲を演奏していた方と言えば分かっていただけるのではないかと思う。この日も、アンコールの最後に演奏してくれた。他に、クラシックの曲あり、ジャズぽい曲ありとなかなかバラエティーに富んだプログラムで心地よかった。あまりに心地良くて、途中何度も気を失ってしまった?が・・・ やはり、生の音は素晴らしい。LIVE は音だけではなく、息づかい,振動も伝わってくる。4,5本のサックスを1つの曲の中で吹き分けていたのもすごいと思ったし、音を出し続けるための肺活量のすごさにも感動した。須川さんはお話も上手で、写真で見ていたイメージより気さくで感じの良い方だった。
 心も身体もリ・フレッシュしてホールの外にでたら、時計は5時になっているのにまだ空が明るかった。お正月を過ぎて大分日がのびたようだ。春がそう遠くないことを実感する瞬間だ。青い空には、長く伸びていく飛行機雲が輝いていた。

2003.1.20. 迎春花

 週末にそれぞれ別の場所で、ロウバイと紅梅を見た。暖冬と言われながらも厳しい冬の中、植物たちは春の準備をしていたのだ。ロウバイ(蝋梅)とウメ、どちらも中国が原産とのこと。漢字で書くとどちらも“梅”だが、ロウバイはロウバイ科,ウメはバラ科、でまったく違うモノ。でも、どちらも花の少ないこの時期、色と香りで楽しませてくれる。“迎春花”、この花たちが咲くと春はもうすぐそこ。何となく気持がうれしくなってくる。しかし、よい香りに包まれていたこの日、何となく目もかゆかった。そう、春は杉も花を咲かせる季節だ。花粉症のことを思い、ウキウキした気持に憂鬱な気持がプラスされ複雑な気持になった。

2003.1.13. 高麗川

ahiru  高麗川沿いを歩いた。水深が浅いのと、川幅が広くないのでカモ類は少なかった。昼食におにぎりを食べていたところ、野生化したアヒルのつがいを見つけた。ちょうどその辺は川幅もやや広く水深も深めのところだったので対岸にはカイツブリ、マガモなども少しだけいた。たいていアヒルは人が何か食べていると近づいてきて餌をねだることが多いのだが、この2羽はまったくこちらを気にしている様子はなかった。しかし試しにパンを一切れ投げてみたら、急いでこちらの方に泳いで来てパンを食べた。最初は遠慮がちに距離を保ってパンをもらっていたのに、だんだんずうずうしくなってすぐ近くまで来るようになり、最後は手からも食べるようになった。更に犬のように“ちんちん”の姿勢から高い位置までジャンプして上手にパンを食べるようにもなった。アヒルたちは胸の餌をためる袋をいっぱいにふくらませるまでパンをもらったあと、川の方に帰っていった。小屋などに入れられているアヒルとは違って、羽もとてもきれいで広い庭のある家に住んでいたらほしくなるぐらいかわいかった。

2003.1.4. こども動物自然公園

hitsuji  昨日の多摩動物公園に引き続いて、埼玉県東松山市にあるこども動物自然公園に行った。この動物園も多摩に負けないぐらい広い。ここの目玉は、キリンとコアラ、そして動物たちとのふれあい。ポニーに乗れたり、小動物に触れたり、牛の搾乳が出来たりする。多摩動物園にいると、その動物が絶滅危惧種だったりして環境のことなど考えさせられたりするのだが、ここは家畜のような身近な動物が多いの何も考えずにのんびりと過ごせる。こうやって、動物園のテーマみたいなものを比較するのもおもしろいと思った。風もなくぽかぽか暖かく、結局、開園からほぼ閉園まで1日中楽しんだ。
 写真は今年の干支のひつじ。12年に1回の主役に抜擢され、みんなに写真を撮られていた。

2003.1.3. 高幡不動尊

takahatafudouson  多摩動物園のあと、高幡不動尊に初詣に行った。3日なのと、雪という天候のためかあまり人出は多くなかった。ぼくがここを初詣で訪れたのは中学校の時以来。もうかなり前なので、すごく寒かったこと以外なにも覚えていない。
 屋台の店がたくさん出ている中で、目に付いたのは写真のお店。雪の日の夕方の薄暗いなかでとても鮮やかな色彩を放っていた。
 今年も良い年になりますように・・・

2003.1.3. 多摩動物公園

yukihyou  いつもお世話になっている調布市のYさんご夫婦と多摩動物園に行った。この日の天気予報で午後3時くらいから雪が降るといわれていたので、その前に園内を見て帰って来ようと思っていたのに着いたときから雪が降り始めた。冬の動物園はもともと人が少ないのだろうが、雪が降っているせいでさらに少なかった。こんな雪の日でも、特別寒さに弱い動物以外は普通通りに見ることが出来た。写真は“ユキヒョウ”。旧ソ連の、なんとかというところ(忘れてしまったが)から日本に来たとのことだ。たぶんシベリアに近いところで暮らしていたのだろうから、日本の雪などどうってことないのだと思う。かなり大きめな猫みたいでかわいいと思ったが、雪の中でも堂々としていた。雪をみつめて故郷を思い出しているのだろうか?
 雪の日の動物園は、いつもの動物園とどこか違っていておもしろかった。寒いのが平気な方にはぜひおすすめです。



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